飯田紬は相場高!買取額も期待です
2015年10月30日
長野が名産地、暖かな色合い”飯田紬”とは
飯田紬は別名”飯田格子”とも呼ばれる絹織物。
江戸時代、紅色に染められた飯田紬が京都を中心にブームとなりました。
近年では飯田紬の暖かみある色合いや柔らかさを生かし、ぼかした図柄で織り上げる飯田紬も人気があります。
長野県の飯田市が名産地で、手織りにて製作される貴重な紬。
打ち込みを強めに施すため、しっかりとした生地に仕上がるのが特徴です。
植物由来の天然染料で染めを施し、手織りにて製作されています。
(引用:「染と織地域別辞典 飯田紬」)
飯田紬の発祥は、江戸時代にまで遡ります。
絹の織物が盛んに取引されていた江戸時代に、残った繭糸で織られたものが始まりとされています。
1616年、薄い絹織物が”富田絹”として売り出され、人気を博しました。
大正時代には機械織りの導入により様々な飯田紬が発売されましたが、現在は着物離れもあり、製作される飯田紬は手織と白生地のみとなっています。
飯田紬には価値があり、買取額も期待です
飯田紬は、手織りの非常に手間のかかる紬。そのため希少価値も高く、中古きものの市場でも高い相場となっています。
もちろん飯田紬のコンディションにより買取価格は左右されますので、飯田紬をお持ちで将来は買取も視野に入れているという方は、状態を悪くしてしまわないよう、季節ごとの手入れをきちんと施すよう心がけたいものです。
飯田紬は絹織物ですので、虫食いにも注意が必要となりますね。
飯田紬の買取の際は、証紙が付属されていることと思いますので、あわせて提出すると着物の証明となり高い買い取り額が期待できます。
参考サイト
- 紬
- 長野
- 飯田紬