着物の高価買取のコツは”証紙”?
2015年11月04日
着物に付属されている”証紙”とは?
お手持ちの着物の買取を考えたとき、売却価格を大きく左右するのが”証紙”の存在。
そのため証紙をお持ちであれば、着物とあわせて提出したほうが高い買い取り額が期待できます。
(引用:リサイクルきもの わかば「本場黄八丈の袷着物と名古屋帯 証紙」)
証紙とは、いわば着物の品質証明書。
産地や工芸品などの証明となり、その着物が確かにそこで製作されたという証明になるのです。
高級な着物や伝統工芸の着物であれば、その価値もひとしお。
あらかじめ指定された方法にて製作されたか、そしてその産地で作られた着物かなど、価値の証明に一役買ってくれるのが証紙の役割といえますね。
証紙には何が書かれているの?
着物により異なりますが、証紙に記載されている項目はある程度決まっています。
まずは産地の表示。例えば大島紬であれば”本場奄美大島紬”との記載と、証明である地球印が描かれています。
そして登録商標。こちらは奄美大島紬であれば上記の地球のマークとなります。
伝統証紙も着物により付属されている場合があります。
こちらは大島紬であれば、経済産業大臣が指定した伝統工芸品という証明となります。
加賀友禅の場合は、伝統的工芸品産業振興協会から発行されている伝統マークが記載された証紙がついています。
丁寧な染めが施された着物であれば、その染の証紙も付いている場合があります。
大島紬であれば泥染めが施されますので、”泥染め証紙”なるものが付属されています。
他に草木泥染めが施された着物であれば”草木泥染証紙”がつくなど、その種類も多岐に渡ります。
着物のシリアルナンバーが証紙に記載されている場合もあります。
シリアル番号をホームページから入力すると、落款や生産者などを閲覧することが出来る大変便利なシステムです。
証紙があれば、着物の品質をしっかり証明することができ、その価値を評価してもらえます。
勿論証紙がなくても買い取ってくれる着物買取店もありますが、ない状態よりも有る状態の方が高価買取が期待できるものとなります。
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