疋田鹿子の着物の買取は?

疋田鹿子の着物の買取は?

2015年10月27日

着物はてな

鹿の子の中でも最高級、”疋田鹿子”


hatta (引用:京鹿の子絞振興協同組合「疋田絞」)

鹿の子絞りの中でも大きめのサイズにて絞りが施される、疋田鹿子。
製作方法は鹿の子絞りと同じく、糸を縛って染を施す、絞り染めのひとつとなります。
鹿の子絞りと同じく振袖や着尺地・羽尺地にも採用されますが、他にも帯揚げなどにも疋田鹿子を施したものがありますね。

疋田鹿子の染め方は、粒を指にてつまみ出す際に布を斜め方向に伸ばし、その布を4つに折ります。
少しねじってから糸を根元から巻き付け、最後に2回くくります。
これでようやく一粒。総絞りの着物ともなると、いかに手間がかかるかがよくわかりますね。

疋田鹿子は鹿の子絞りと同じくひと粒ひと粒が手作業にての染めとなりますので、非常に手間のかかる染め方ですね。
1尺の一列の中に、大きいもので40粒、小さい絞りになるとなんと60粒もの絞りが施されているそうです。


鹿の子絞りの歴史、受け継がれる伝統


hattsa (引用:京鹿の子絞振興協同組合「疋田絞」)

鹿の子絞りの歴史は、日本ではなんと奈良時代にまで遡ります。
本格的に発展したのは江戸時代より。鹿の子絞りの前は、辻が花の着物が主流でした。
鹿の子絞りは現在でも伝統を尊守しながら製作され続けている歴史ある染め方で、誰もが一度は目にしたことのある図柄。
伝統工芸に指定されたのは、1976年のこと。
現在でも古来よりの伝統を守り続け、価値ある鹿の子絞りの着物が生み出されています。



参考サイト



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