いつの間に?!着物の「シミ」…。
2015年08月25日
着物のシミの種類により対策も様々
使ってない着物をいざ買取してもらおうと思って箪笥から出した際、思わぬシミに驚くことがあります。
そしてそのシミは出来てから長い期間が経ってしまった為落ちにくく、どうしても着物の状態は下がってしまいますね。
買取の際にもシミの有無や汚れはチェックされるポイントですので、やはりつけないに越したことはありません。
今回の記事では、着物の「シミ」対策について執筆しようと思います!
着物のシミの原因は、大きく分けて2つ。
食べ物や飲み物をこぼしてしまった際に出来てしまったシミと、保管によりいつしかついてしまったシミです。
前者はすぐに気づくことが出来る為その場で対策が出来ますが、後者は時間が経ってしまった状態で発見されますので、落としにくいものとなってしまいます。
食べ物をこぼしてしまった時のシミには
食べ物や飲み物によって出来てしまったシミには、そのこぼしてしまったものや着物の生地にもよりけりですが
出来るだけ早くに処理を施しましょう。
飲み物などの液体をこぼしてしまった際にはティッシュや柔らかい紙などを用い、上から押さえて吸い取ります。
この時にこすったり、強く押さえてしまうと生地に染み込んでしまい逆効果となりますので注意が必要です。
こぼしてしまったものの種類により、叩くように押さえるのも効果的です。
そしてシミが出来てしまった際は、出来るだけ水で落とすように心がけましょう。
洗剤がシミの原因になってしまうこともありますので、使用する際は出来る限り薄めた中性洗剤などで生地を傷めないように落としてみましょう。
それでも落ちない油性のシミであれば、アルコールやベンジンなどで溶かして落とすという方法もあります。
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