帯の種類と使い方のご紹介
2016年04月27日
振袖・訪問着・留袖・紬・浴衣…など、着物にはシチュエーションや用途によってさまざまな種類がありますが、着物に合わせて帯にも多くの種類があるのはご存知でしょうか?
今回は「帯の結び方」についてご紹介したいと思います。
帯の結び方をシチュエーション別にみてみましょう
現代の主流・袋帯
袋状に織られている、およそ幅31センチ×長さ4メートル以上の帯です。手先やたれ先を折り込んで、帯芯は入れずに使用することが多いです。
格調高いデザインの錦などは礼装や盛装として、カジュアルな柄はおしゃれ着や普段使いとして幅広い用途で使用できます。
また、丸帯は帯自体の重さに加え仕立てに帯芯を入れるので、3キロ近い重量になりますが、袋帯は比較的軽いのも人気の理由です。
合わせる着物としては振袖・訪問着・留袖・紬と、殆どが対応できるので、袋帯の結び方は覚えておくといいかもしれませんね。
豪華で重厚感がある・丸帯
袋帯が流行る前は丸帯が主流でした。丸帯の特徴はやはりそのボリュームです。幅70センチ×長さ4メートル以上の広幅に織られた帯は結び上げると3キロ近くなります。
その分、見た目の華やかさは別格ですね。袋帯の用途が広がってる一方、品格高い丸帯は花嫁用等、特別なシーンで使われています。
カジュアルに使える・名古屋帯
袋帯・丸帯は比較的フォーマルなシーンで使われることがおおいですが、名古屋帯は主にカジュアルなシーンで利用されます。
名古屋帯は上記の帯よりも簡単に締めることが出来、胴に巻く部分もあらかじめ二つに折って仕立てられていたりと、非常に扱いやすくできています。
袋帯は丸帯を簡略化したもの、名古屋帯は袋帯を簡略したもの、として作られています。
帯自体の柄も可愛らしいデザインのものが多く、和柄のみならず、モダンなものやキャッチーなモノも。コーディネートが楽しくなりますね。
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