（引用：嵯峨乃やの日記「着物の種類4 付下げ」）

付下げは中古市場でも需要が高いのです

着用しなくなった不要な着物は、着物買取店に依頼するのがベストですよね。
振袖や訪問着、留袖や小紋など様々な種類の着物を買い取ってもらえますので、場所を取りがちな着物の収納スペースにおいても悩まなくて済みます。

着物買取店はそのお店ごとに買取対象が少しずつ異なり、例えば長襦袢などはお店によって買い取ってくれるお店、買取不可のお店があります。
しかし着物買取において高額査定のポイントといえば、着物のコンディションと希少価値。
中古着物で需要が高いのは主に留袖や訪問着などの礼装・準礼装の着物となります。
こうしたフォーマルな場で着用できる着物であれば、日常で着物を着用しない方であっても、イベントや結婚式などで着用する機会がありますね。
そうした背景により、中古着物の需要も高くなるのです。

付下げの着物は礼装でなく準礼装にほど近い位置の着物となりますので、礼装着物より格下の着物となりますが、そのぶん汎用性の高い着物といえます。
付下げであれば紋を入れることで格が上がりフォーマルな場でも着用可能な着物となりますし、派手な意匠が少ない着物となりますので茶道などの場でも着用することが出来ます。
振袖は未婚の女性の着物と決められていますが、付下げであれば未婚・既婚問わず着用できる為着用対象が限定される着物ではありません。

着物買取では、売りたい着物を査定してもらうことで買取価格が算出されますが、大切なのはコンディション。
新品未使用の着物など、着用回数が少なく美品であればあるほどに相場に近い買取額が期待できます。
その為着物の保存状態にも常日頃より気を配っておくと、着物買取の際でも高い買取り価格がつきやすくなりますね。
付下げは汎用性の高い着物の為、中古市場でも需要があります。
不要な付下げをお持ちであれば、是非とも着物買取を依頼してみてくださいね。