正しい着物の収納方法、知っていますか?
2016年04月29日
前回の記事で【着物の衣替えは買取依頼のベストタイミング】という内容を投稿しました。
要約すると、
- 来年は着ないと思う着物
- 既に随分と着ていない着物
- ご不要な着物
では、取捨選択した上で、今回は【来年も着る着物】のお手入れ方法をご紹介していきます。

着物を収納する際は、正しい収納方法で
衣服の収納とは、案外気を遣うものです。普段着の洋服でも、「皺にならないように」とか「汚れないように」とか。
特に毛皮や着物のように、高価で少し特殊な衣類だと、綺麗な状態で夏を越せるか、心配ですよね。
今回の記事で、そんな不安が少しでも解消されればと思います
畳紙で保護
畳紙とは、着物や長襦袢などを包み込み保護する厚手の和紙でできたカバーです。
出来れば防虫効果がついた畳紙をご使用されることをおすすめします。この畳紙は丈夫で通気性があるので、着物の収納時には必ず使用するようにしましょう。
和服用ハンガーを活用
一般的なハンガーではなく、【きものハンガー】があると便利ですね。
通常のハンガーより横に大きく、着物をかけたり帯を通しておいたりと何かと使い勝手がいいです。お値段もわりとお手軽なものが多いので、用意しておくといいですね。
ご予算やご自宅の収納スペースに余裕があれば、ハンガーラックもあるといいと思います。
通気性に優れた和服用箪笥
着物の収納には総桐の箪笥がおすすめです。桐箪笥は防湿性・防虫効果と共に高く、プラスチック製の衣装ケースよりも断然長持ちします。
ただ、箪笥となると大きいですし、お部屋のコーディネートが・・・という問題も出てくるかもしれません。それでも着物の収納用に桐箪笥はぜひ購入していただきたいですね。
それくらい、持ちが全然違いますよ!
その他の便利アイテム
- 衣類ハケ
- 風呂敷
- 染み抜き溶剤
収納時の注意点
違う素材同士は接触しないように注意しましょう。
正絹の着物の上には、防虫剤など化学薬品を近づけないようにしましょう。場合によっては変色してしまうことがあります。
ウール等は虫がつきやすいので、防虫剤を利用して虫よけしましょう。
正しい収納方法で保管するだけで、着物の劣化具合は全然違います。もしご不要になったとき、着物買取専門店に査定依頼をだしても、やはり「綺麗」な着物のほうが高額査定になりやすいですよ。
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