留袖によく使われる”相良刺繍”とは?

留袖によく使われる”相良刺繍”とは?

2015年10月06日

着物買取

立体感と迫力が魅力の相良刺繍とは


sagara (引用:札幌のアンティーク着物ショップ 彩古堂のブログ「相良刺繍の袋帯」)

留袖を眺めていると、その控えめながらも美しい図柄にほれぼれします。
留袖には黒留袖、そして色留袖がありますが、中でも色留め袖や帯、そして色打掛などによく採用される”相良刺繍”をご紹介します!
別名”玉縫い”とも呼ばれる手法で、作成に非常に時間と手間がかかる丁寧な方法です。

相良刺繍とは日本発祥の技術ではなく、中国三大刺繍のひとつ。蘇州とスワトウ、そして相良刺繍が三大刺繍と呼ばれるものです。
漢の時代より相良刺繍は使われており、日本には奈良時代に伝来したとされています。

相良刺繍とは布の裏より糸を引き、結びの玉を作成します。それをひとつひとつ重ねて図柄を描いていく方式であり、 製作には非常に時間も手間もかかります。
相良刺繍の特徴としては、糸が引っかかりにくく、他のどの刺繍よりも丈夫であること。
光沢はなく上品に仕上がり、日本の着物の刺繍の中では最高峰の技術とされています。

高価な着物は、着物買取においても有利です!


相良刺繍の着物であれば、非常に手間がかかる技法であり着物の価値も高く、着物の買取においても高額な値段がつけられます。
特に総相良刺繍の着物になれば価格も非常に高額で、その分値打ちのある着物となります。
日本産のものは勿論ですが、外国産の相良刺繍の着物であっても高い価格がついているのが特徴です。
着物買取においては着物のコンディションや流行、そして大きさにも買取価格が左右されますので一概にはいえませんが、どの着物買取店に買取依頼を出しても断られることはまずないと思います。
立体感があり豪華な印象の相良刺繍ですので、特に格のある着物に映えますね。
相良刺繍の着物の買取であれば、着物の価値をきちんと評価してくれる、専門性のある着物買取店に依頼するようにしましょう。





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