着物買取での嫌な思い出・・・
2015年08月21日
私の着物買取の思い出
前回は、着物買取の「押し買い」被害について執筆しました。
近年特に増加しているみたいなので、皆様気を付けてくださいね。
今回は、私自身が着物買取をお願いした体験談について書いていきますね。
押し買いのような犯罪被害は今のところないのですが、世の中にはたくさんの買取店がありますので
たまに嫌な思いをすることもやっぱりあるんです。
引越しを機に沢山の着物を買取ってもらいたいと考えたとき、ネットで着物買取プレミアムなる買取店を見つけました。
まだ私自身が着物買取店に慣れていなく、未熟だった頃の話です。
その時は作家ものの着物、そして着られなくなった振袖など計10点ほど買取依頼をしました。
電話の対応は非常に良く、自分でも驚くほどてきぱきと買取予約まで進んだのですが
当日いざ査定をしてもらうと、着物の状態を見るのはほんの少し。
あらかたシミのチェックをするくらいの短時間で、すぐに「状態が悪いですね」と言われてしまいました。
確かに一度または数回しか着用しておらず、自身で不要と判断した着物ではありましたが
着物好きな私が毎回きちんと手入れをする程には大切にしており、状態も良いはずなのに、です。
鑑定を始めてもらってすぐに「証紙はありますか?」と言われて見せたのですが、そこでも嫌な思いを。
証紙の保管状態が悪く、一部文字が読めない部分があったのですが
査定の方に「これ本物の証紙ですか?」と疑われる始末。
有名な作家さんの着物だったので、着物に明るい方ならすぐにわかってくれる品。
証紙の有無を強調しているのも、なんだか納得の対応でした。
買取価格も安すぎて・・・
その時の買取は作家さんの着物が半数を占めていたのですが、全てまとめてもタダ同然の価格しか案内してもらえませんでした。
着物の価値からは考えられないくらいにあまりに安い値段だったので「この値段ではちょっと」と幾度と断ったのですが、
うち以外でこの値段で買取ってくれるお店なんかありませんよと高圧的に言われ、つい了承してしまいました。
「他にも売ってくだされば、買取価格を上げていくことも出来ますよ」と言われましたが、そこまではとお断りしました。
自身の未熟さが本当に悔やまれます。
着物買取プレミアム以外にも、こうした買取店はまだまだ沢山あると思います。
自分がこの価格で引き渡してしまったので文句は言えませんが、あのとき強く断っておけばと後悔しています。
皆様は買取価格に納得がいかなかった場合でも強く断る勇気を持ってくださいね。
なんだか愚痴っぽくなってしまい、ごめんなさい!
着物買取においてはお店選びが重要だなぁと意識するキッカケになった出来事でした。
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