本献上の帯の買取りのコツ

本献上の帯の買取りのコツ

2015年11月24日

着物買取

博多が名産地!本献上とは

  本献上とは、福岡県の博多詞などで生産される絹の織物。 他の呼び方であれば、「博多献上」や「献上博多」とも呼ばれています。 仏具をモチーフとした図柄が織り込まれているのが特徴で、他の博多織とは区別される織り方となります。 本献上の歴史は古く、江戸時代にまで遡ります。 筑前の藩主であった黒田長政が、幕府への”献上品”にしたことから、そのまま本献上との名称になりました。 本献上は、男性であれば角帯、女性用の和装であれば単衣揖斐や名古屋帯に使用される織り方。 他にも着付けの際に使用される、伊達締めにも博多織が使用されたものがあります。 honkenzyou (引用:リサイクルきもの時代屋「本場博多織 名古屋帯」) 本献上の特徴としては、細い経糸を何十本も使用して織り上げるために、地合いは固めで、ハリやコシがある絹織物となります。 そのため、きっちりと帯を締めることができ、崩れにくく締めやすい帯となります。 見た目にも光沢感があり、非常に美しい織物となります。  

「機械織」と「手機」で価値が違う?

  昔につくられた本献上であれば、「手機」で製作されたものがあります。 現在は機械織りが主流となっていますので、手機の本献上は非常に希少なもの。 手で織り上げるとどうしてもアラが出てきてしまうので、機械織りが重宝されるのもよくわかります。 その為絶対数が少ない手機の本献上ですが、手機の本献上は機械とは違い、非常に締めやすい帯だそうです。 希少性も高く、機械織りの本献上よりも高い価格がつく傾向にあります。 着物買取と同じで、帯の買取もそのコンディションに左右されるものとなります。 帯の買取をお考えであれば、常日頃から手入れを欠かさず、ご自身が出来る範囲で綺麗にしておくと買取額も高くつきやすいです。 状態の悪い着物や帯はどうしても買取価格も安くなってしまいますので、保管は日常から気を配っておきたいところですね。  
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