着物の種類も様々、帯の種類も様々

和装小物といえば一番に思い浮かぶのが、帯。
帯は着物の着用には必要不可欠であり、着物買取においても帯の買取も一緒に行ってくれるなど、リサイクル着物の他リサイクル帯も需要が高まっているのが見受けられます。

ひとくちに帯といっても袋帯や名古屋帯など様々ありますが、帯は装着してしまえば形状がわからないのもあり、選び方や使用方法など迷ってしまうこともありますよね。
一般的には袋帯は主にフォーマルな場、名古屋帯は袋帯より格が下といわれています。

袋帯で結ぶと2重の太鼓結びが可能となり、二重太鼓で祝い事が重なるようにとの縁起で袋帯を選ばれる場合が多いです。
結婚式などのおめでたい場にはぴったりの結び方といえますね。
逆に不祝儀であれば太鼓は1重とし、これ以上重ならないようにとの意味合いが込められます。

名古屋帯は二重太鼓ができない構造となっていますので、袋帯より格式ばらない場面や、不祝儀の場合にも用いられます。
長さが袋帯よりも短く、二重に太鼓にするには長さが足りないためです。
季節などでも使用する帯の種類は分かれ、夏であれば涼しく保つことの出来る名古屋帯は好まれる傾向にありますね。

袋帯と名古屋帯、どの帯に高い買取額がつく？

袋帯の方が一般的には高い相場がついており、販売価格も高いものとなります。
しかし近年はカジュアルな場に用いることの出来る袋帯も登場し、買取相場も様々となります。
ひとくちに帯といっても丸帯やしゃれ帯など沢山の種類がありますので、帯の買取相場は一概にはこれ、といえるものでなかったりもします。
かつてであれば袋帯の方が格上だとされてきましたが、洒落袋帯など多様化していますので、現在では帯のデザインや素材、そして織り方でも格が判断されるようになりました。
保管も金の糸や銀の糸が使用されている場合、そこが傷まないようにと紙をかけて保管したりもします。
帯も着物と同様、綺麗であればあるほどに高い買い取り額がつきやすくなりますので、帯の買取をお考えであれば、綺麗に保存しておくように心がけましょう。