着物の”証紙”とは?
2015年09月09日
着物についてくる「証紙」とは?
着物買取店のホームページを見ていると、「証紙があると高価買取」などが掲載されていることがあります。
証紙とは着物の産地や種類を記載している紙のことで、着物の価値を証明してくれる説明書のようなものです。
織り元の名前や、伝統工芸品のマークなども記載されていますので、どのような着物であるかは証紙を見れば一目瞭然。
着物買取に限らず、万一の着物のトラブルの際も証紙があれば役に立ちます。
しかし購入後は証紙を使う機会がないため、紛失してしまうということも少なくありません。
伝統工芸品のマークが記載されている証紙も
1974年、国内で「伝産法」なるものが公布されました。
伝産法の正式名称は、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」。つまり伝統工芸品を定めるための法律なんですね。
検査に合格した品物だけが、伝統工芸として認められる仕組みとなっているのです。
そしてそれぞれに管理番号が付属されており、管理番号によって生産者が分かるようになっています。
京友禅など、証紙にこちらの伝統工芸品のマークが記載されている着物もあります。
(引用:伝統的工芸品産業振興協会)
もちろん証紙がない着物でも高く買い取ってくれる買取店もあります。
しかしどうしても証紙がある場合とない場合とで比べると、ある方が高価買取に繋りやすくなっています。
着物を新しく入手した際は、証紙をなくしてしまわないよう保管しておく必要がありますね。
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