群馬発の絹織物、桐生織とは

群馬発の絹織物、桐生織とは

2015年11月19日

着物はてな

桐生織の着物の買取り価値は?


桐生織とは、群馬県の桐生市で製作される絹織物。
織り方はひとつではなく7つの技法があり、一般的なのはお召織りですが、他にも緯錦織りや経錦織り、経絣紋織りなど特色豊かな織物となります。

桐生織の歴史は非常に古く、奈良時代にまで遡ります。
宮中に仕えていた「白滝姫」が桐生市に嫁入りで来た際に村人に蚕の養殖や機織りなどの技術を伝えたことが始まりだといわれています。
しかし発展したのは江戸時代以降で、西陣織や外国より伝来した技術を取り入れ、生産の体制も整えたことで桐生織りは全国へと広まりました。
分業化によってそれぞれの作業に特化した職人がそれぞれの工程を手掛けていますので、完成度の非常に高い織物となります。
ジャガード織を用いたその織り方は、非常に豊かで特色ある図柄を織りなします。
着物や帯の他にも、現在ではワンピースや小物なども製作されていますね。

gunam (引用:GUNMA「桐生織」)

桐生織は「西の西陣織、東の桐生織」とも呼ばれるほど、非常に有名な織物。
桐生織りの着物には金襴緞子や糸錦などの高級な織物も含まれており、価値の高いものとなります。
しかしその種類の多さに反比例して、現代の日本の和装離れなどの影響もあり、桐生織の生産量は非常に少ないものとなっています。

桐生織りの着物であれば伝産マークが付属していますので、そのマークがあれば確かな桐生織であることの証明となり、高価買取が可能です。
価値の高い織物である、桐生織り。買取の際は価値のわかる買取店へ依頼したいものですね。



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