雨の日に着られる着物コート・道行着

（引用：銀座もとじ「４月催事：『雨仕度』」）

着物を楽しみたい日に困るのが、雨の日。
着物にシミや汚れが出来てしまうと、買取価格も大幅に下がってしまいます。
正絹の着物であれば、クリーニングも高くなってしまいますよね。

雨対策としては、着物の「雨コート」なる和装小物を利用すると良いでしょう。
雨コートとは、ポリなどの化繊や撥水加工が施された布地で作られた、着物専用のコートのことです。
通常のレインコートとの違いはどこかというと、袖の形状。
着物の袖まで収納できるよう、ポンチョのようなシルエットになっています。
そして着物専用のコートならではのポイントがもうひとつあります。
着物の足元・裾まできちんと覆ってくれるような、長い丈で製作されていることです。

二部式の着物コート、オールインワンの着物コートなど形状も様々。
素材もポリエステルなどの化繊も良いですが、生糸で緻密に織られている布であれば着物コートに向いています。
撥水加工をお店で施すことも出来ますので、行きつけの呉服店で一度相談してみるのも良いかも知れませんね。

着物コート・道行着の買取は…？

着物の雨コート・道行コートの買取ですが、少し調べてみたら、道行コートは受付対象外の買取店や、買取項目に記載されていない店舗が沢山ありました。
着物コートの買取をお考えであれば、着物買取店へ事前の問い合わせが必須ではないでしょうか。
買取価格は素材にもよりますが、かの有名な大島紬で織られ、撥水加工を施された着物コートもあります。
絣合わせを施さずに織り上げた大島紬であれば着物コートにも向いているそうで、高い買取額が期待できるかも知れませんね。