着物の需要はどうなっている?
2016年06月24日
着物の需要が落ちているのに着物買取店が多いのはなぜだろう? そんな疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか? これには着物のニーズの変化が大きくかかわっています。 個人的な見解も含めて紹介します。
所有から使用へ
現在の着物の需要は過去に比べると間違いなく落ちています。 しかし、着物のニーズに変化が起きているのです。 昔は高級な着物を資産として所有を目的とし、特別な機会に着る傾向が多いものでした。 しかし、現在の傾向として日常にファッションとして着る方が増えています。 これが所有から使用への着物ニーズの変化といえます。 これにより、高級な着物よりもおしゃれな着物のニーズが高まっています。 需要としては若者や海外からの観光客に多いようです。
国の取り組み
最近では経済産業省が国内和装産業の振興を図るために「着物の日」を設けるために動くなど、 国をあげて着物の話題を増やしていこうという動きもあるようです。 某呉服屋さんでは前年度に比べ2015年に年間売上をあげたというデータもとられています。 このようにニーズにあった商法を取り入れている企業は今後売り上げを伸ばしていくと思われます。
上記のような状況が着物買取店を増やしている理由だと個人的には思います。 今後また着物需要が増えることもあり得ます。 ご自分で持たれている着物にも価値があることを認識して、 今後どうするか考えてみてください。
- ニーズ
- ファッション
- 和装産業
- 着物買取店
- 着物需要