まるで暁のような、南部茜染の名古屋帯

本日は、高い買取額がつく”南部茜染”の名古屋帯をご紹介します！

（引用：灯屋「南部茜染名古屋帯」）

アンティーク着物の中でも人気の高い、南部茜染。
ひと昔前の南部茜染であれば、染料がだんだんと糸に浸透していますので深みが一段と増し、非常に魅力的な染めとなります。
愛らしい茜色となりますので、大人の和装ではもちろんですが、七五三などの祝い着としても良いですね。

南部茜染には絞り染めが施され、幾何学模様や文様などデザインは多岐に渡りますが、どれも魅力的な茜色を有しています。
まさに夕暮れのような、暖かみのある赤色ですね。

（引用：灯屋「南部茜染名古屋帯」）

南部茜染とは、現在の盛岡で生まれた染の方法。
茜染と紫根染の2つが有名で、総称して”南部絞り”ともいわれます。
廃藩置県の以前の南部藩で生まれ、幕府への献上品などでもつくられる地域の特産物となりました。
日本で古来より使用されてきた”赤”としての染料、茜。
暁を思い起こさせる暖かみのある色彩で、人気を博した着物となりました。

現在では日本で生産される茜はとても希少。しかし現在でも南部では、希少な茜を使用して絞り染めを製作しています。
絞りの方法も様々で、どれも非常に手間のかかるもの。
名古屋帯などの南部茜染の価値は高く、アンティーク着物でも人気の分野です。
アンティーク着物が大流行中の現在…もしお家に南部茜染の着物や和装小物がありましたら、一度着物買取の査定だけでも受けてみてはいかがでしょうか。