久保田一竹が手掛ける「一竹辻が花」

久保田一竹が手掛ける「一竹辻が花」

2015年08月12日

着物はてな

kubota (「暁」(龍雲たなびく赤富士) 引用:Itchiku Tsujigahana)

染色の巨匠「久保田一竹」さん

辻が花といえば、やはりこの方は外せません。
本日は、染色の巨匠「久保田一竹」さんをご紹介します!

前記事に述したように辻が花が製作されていた期間は短く、全盛期は桃山時代から江戸時代にかけて。
より自由に表現のできる友禅に取って代わられたとの説が有力で、辻が花の時代は江戸の中期には幕を閉じてしまいました。

その辻が花を現代に甦らせようと奮闘した方が、久保田一竹さんです。


一竹辻が花の歩み


久保田一竹さんが染色を学び始めたのは、14歳の時。
20歳のときに辻が花と出会い、その美しさに惹かれて再現を試み始めました。
研究に研究を重ね、完成したのはなんと久保田一竹さんが60歳になったとき。
生み出された辻が花を「一竹辻が花」と命名、それから85歳まで作品を手掛け続けました。

一竹辻が花の製作には、一着仕上がるまでに1年間の期間を要したものもあります。
その染色工程は複雑で、そのうえデザインごとに技法を変えているのです。


「一竹辻が花」は世界でも高い評価を受けており、展覧会も各地で開催されています。
1989年にはヨーロッパを巡回し、直近のものであれば2014年にロシアのモスクワで開催されました。
こちらの展覧会、ただの着物展とは一線を画した世界が広がっていると、訪れる人々を驚愕させました。
もはや着物の枠にとどまらない「芸術品」としての評価を受けていますね。



参考サイト



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