手間をかけて製作される、相良刺繍の着物とは

相良刺繍とは、中国の三大刺繍のひとつ。漢の時代より発展してきた、歴史ある刺繍の方法です。
三大刺繍はさがら刺繍の他にも、蘇州刺繍、そして汕頭刺繍がありますね。
着物の布地の裏面から糸を引っ張りだして結び、これを幾度も繰り返して着物の模様を描く手法となります。
そのため、相良刺繍の着物の製作にはたいへんな時間がかかります。
しかし、閉じ糸がなく引っかかってしまうことがないので、他のどの刺繍よりも頑丈となります。
そのため相良刺繍は訪問着などの着物のほか、ワッペンにも使用される方法です。

着物や和装小物などにも多く使用されている、相良刺繍・・・
訪問着や白無垢などの他、袋帯などにも採用される刺繍方法となります。
織りや染とは異なった立体感を有する着物や和装小物は、どれも美しいものですね。

蒋雪英の着物や和装小物は高く売ることが出来ます！

相良刺繍のパイオニアである蒋雪英作の着物には、非常に高い価格がついています。
蒋雪英は中国工藝美術大使という、いわば中国でいう人間国宝にあたる方。
50年の長きにわたり、中国刺繍の価値と伝統を広める活動を続けておられます。

相良刺繍のほか打子刺繍や高度な手法である両面刺繍などをはじめ、30種類もの刺繍の手法をその手にて生み出せる貴重な方。
他にも蒋雪英さんの作品は着物だけでなく、例えば刺繍の額などもありますね。

蒋雪英が手掛けた、貴重な着物や和装小物の買取であれば、その価値をしっかりと評価してくれる鑑定眼のある着物買取店へ依頼しなくてはなりません。
価値を知らない買取店であれば安く買い叩かれてしまうこととなりますし、評価してくれる買い取り店であれば多少着物の状態が悪くても高い買取額を提案してくれます。