「紬」の織り方にも色々あります
2015年08月07日
(引用:骨董古美術写真館)
前回ご紹介した結城紬は「真綿紬」の代表格ともいわれます。
真綿紬とは、「真綿糸」を使い織られた着物のこと。
紬とひとくちに言っても、様々な種類が存在します。
「結城紬」と「大島紬」、あとは牛首紬なども有名ですね。
そんな様々な紬、もちろん織り方も多種多様です。
有名な紬の織り方
まずは前回ご紹介した「大島紬」。
昔は真綿糸がメジャーだったようですが、現在は生糸で織られたものが多く出回っています。
大島紬は表面の凹凸が少ない紬ですが、これは生糸を使うことによりフラットな表面となっているのです。
そして「結城紬」。
こちらが真綿から引いた糸を使い作られている紬です。
真綿から均一に糸を引くのは難しく、まさに職人技。
最近では職人さんが少なくなってきた為、結城紬の希少価値は更に上がりつつあるようです。
最後に玉紬とも呼ばれる「牛首紬」。
これは糸が複雑に絡み合った「玉繭」から作られる紬です。
絡み合っているので糸を機械で引くことが出来ず、手作業で引いていかなくてはいけません。
参考サイト
- http://www.kimono-maruya.com/sample63.htm
- http://himemaru.net/find/2011/06/29/oshima/
- http://www.okujun.co.jp/characteristic/
- 大島紬
- 牛首紬
- 紬
- 結城紬