「小紋」着物の魅力

「小紋」着物の魅力

2015年08月19日

着物はてな

Exif_JPEG_PICTURE (引用:銀座かわの屋「重要無形文化財江戸小紋 「紅葉」着物」)

小紋の魅力


小紋は普段着にちょうど良く、様々な絵柄があり帯合わせもし易く人気の着物です。
盛装すれば少し華やかな場にも着ていけるので、汎用性の高い着物ですね。

小紋には様々な染めや柄があり、好みに合わせて幅広く選べるのが特徴であり、魅力でもあります。
沖縄の紅型で染めた小紋や絞りの小紋、紬に小紋染めで柄を施したものなども個性的で素敵ですね。


普段着の小紋・おでかけの小紋


普段着に最適なのは、やはり絞りの小紋です。
しかし小紋でも、格調高い場に着用できる種類もあります。
「江戸小紋」と呼ばれる小紋は、フォーマルな場でも着用できる小紋となっています。
江戸小紋には遠目からは無地の着物に見えるほどの細かな模様が施されており、
色無地の着物に近い感覚で着ることが出来ます。


samekomon (引用:京洛苑きもの館「鮫小紋」)

江戸小紋の中でも更に柄が細かい小紋が「鮫」模様が施された小紋。
鮫の肌のように見えることから、鮫小紋と呼ばれています。
江戸小紋は柄が細かいほど良いとされ、一つ紋を入れると色無地の紋付け着物と同じ格となります。

小紋は帯によっても雰囲気ががらりと変わるので、面白く奥が深い着物です。
普段着で着用する際には名古屋帯や半幅帯を選ぶとカジュアルな装いとなります。
豪華で格調高い小紋であれば、フォーマルな場面にも着ることが出来ます。
京型友禅などの小紋や箔付きの総柄小紋であれば、格の高い袋帯であっても対応できます。
しかし小紋ですので、格調が高すぎる礼装用の袋帯はアンバランスとなりますね。
あまり箔が全面に主張していない、おとなしく洒落た袋帯を選ぶようにしましょう。



参考サイト

  • 小紋
  • 着物はてな
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