高い値がつく着物、安い値がつく着物

前回の記事で、着物の買取価格の相場をご案内しました。
思ったより低いものだったと、ガッカリされた方もいらっしゃるのではないでしょうか？
しかし着物の種類や特徴も様々あり、中では高い価格で買取って貰える着物も勿論あります。
本日は、高い買取価格がつく着物の種類について執筆していきたいと思います！

着物買取の相場は大体購入時の10％、と前回の記事でお話しました。
しかし着物買取はどんな着物でもこの値段、といったわけではないのです。

大切なのは着物の「希少価値」

価値の高い伝統工芸品の着物であれば、高い値段で買取ってもらうことが出来ます。
伝統工芸品の着物を製作するには、職人の高い技術力が必要不可欠。
しかしその職人さんの数が現在減少しており、手掛ける作品の希少価値も高まっているのです。

【画像：本場奄美大島紬の手織り・泥染め証紙】
（引用：きもの知るほど）

伝統工芸品の着物であれば、証紙が付属されていると思います。
その証紙の有無でも買取価格が大幅に変わってきます。
証紙はいわば「着物の品質証明書」。
もちろん証紙がない状態であっても買取はしてもらえますが、
正確な査定を実施してもらうためにも、証紙は手元に残しておくようにしましょう。

高く買取りされる着物の素材としては、やはり正絹。
最近は扱いやすいポリエステルの着物も多いですが、ポリエステルそして木綿やウールなどの着物は買取対象外といったお店もあります。
もちろん買取を実施してくれるお店もありますので、事前にホームページで確認しておくことをお勧めします。