着物の”紋”で買取価格は上下?

着物の”紋”で買取価格は上下?

2015年10月10日

着物はてな

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着物の紋といえば、従来までは家を象徴するものでした。
しかし近年はリサイクル着物やレンタル着物の普及に伴い、着物の紋の図柄を重要視するのではなく、紋の数が大切にされる傾向にあります。
着物の紋の成り立ちは、平安時代にまで遡ります。目印やデザインとして、牛車に好きな文様をペイントしたことが始まり。
それがいつしか衣服にもあしらわれるようになり、現在の着物の紋になったといわれています。


着物の紋の種類、そして格


着物の紋には様々な種類があり、技法も少しずつ違うものとなっています。
染め抜き紋とは、着物の生地を染める際に紋の形としたもので、紋の形が白いものが表紋、そして紋の輪郭を白く染めたものが陰紋と呼ばれます。
陰紋は主に略礼装に用いられるのが特徴ですね。
縫い紋とは糸を刺繍をし紋をあしらったもの。貼り紋は裏面が接着できるように構成された紋を着物に貼る方法となります。
着物の紋の格としては、染め抜き紋、縫い紋、そして貼り紋の順番となりますね。


着物買取の際は、紋があっても大丈夫?


近年は着物の紋といえば、色刺しを施したおしゃれ紋が登場するなど、着物の格付けには勿論のこと、おしゃれなワンポイントとしても評価されている傾向にあります。
中古のリサイクル着物であっても、お直しなどで紋の変更が出来る場合もあるようです。
着物買取の際、紋の存在は気になるかと思いますが、紋の有無に買取価格はあまり左右されません。
次にリサイクル着物を購入した方が気にならないのであればそのまま着用されるでしょうし、気になる場合はその方個人でお直しを施されると思います。
着物に紋がついているからといって買取価格が極端に下がることはありませんので、紋付きの着物の買取は、通常の着物買取の項目と同じ項目を参照されると良いと思います。



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