大切な着物に「虫干し」

大切な着物に「虫干し」

2015年08月18日

着物手入れ

musibosi (引用:京西山 苔香居「きもの虫干しの会」)

着物の買取価格は状態によりけり


着物の買取価格がその着物の状態に左右されるといっても過言ではありません。
普段から手入れを欠かさず綺麗な状態を保てていればもちろん高い買取価格がつきますが、
状態の悪い着物であれば本来の価値より随分下がった価格がついてしまいます。
今回は着物を美しく保つための手入れ方法をご紹介したいと思います!
着物が綺麗な状態であれば袖を通すときは勿論ですが、買取の際も高い値段で買取ってもらうことが出来ます。

「虫干し」の時期は年3回


着物のトラブルはシミや汚れをはじめ、虫食いや日焼けなど様々。
特に正絹やウールなどで出来た着物は虫の好物で、日ごろから気を配っていないとすぐに虫食いが生じてしまいます。
しかも和服は洋服と違い洗濯機で洗うことが出来ないので、手入れが難しいですね。
虫対策で有効なのはやはり「虫干し」。
カラッとした湿度の低い晴の日に虫干しを行うと良いでしょう。
虫干しの時期は年間に3度といわれています。
まずは「土用干し」と呼ばれる7月下旬から8月下旬にかけて。
6月の梅雨時期に湿気てしまった着物を乾かすために、土用干しは行っておきましょう。
そして9月から10月にかけての「虫干し」。
夏についてしまった虫を払う掃除の役割があります。
寒い時期になると「寒干し」と呼ばれる湿気を取り除くための干し方になります。
だいたい1月の下旬から2月の下旬にかけて行われることが多いようです。

上記に挙げた3つの虫干しが出来なくても、着物の湿気を取り除いておくのは大切です。
秋や春、空気の乾燥している日に干しておくだけでも湿気はだいぶ防ぐことが出来ますよ。
普段からも箪笥の引き出しを開けておいたり等、湿気には常に気を配るようにしましょう。


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