（引用：着物の反物・生地の通販ショップ堀田「すみれ色ちりめん生地」）

着物以外にも利用されている、ちりめん

着物だけでなく、和装小物や産地のお土産などでもよく目にする”ちりめん”。
シワになりにくく重宝し、手触りも滑らか。着物の他にも沢山の利用方法がありますね。
私自身もちりめん生地の化粧ポーチを愛用しており、長らく使っていますがほつれにくく丈夫で、そのうえ品があるので長年飽きずに愛用しています。
そんな着物以外の活用方法もある、ちりめん。ハギレや手作り小物としても人気ですね。

着物の生地には紬、羽二重、そしてちりめんと大きく分けられます。
ちりめんで最も著名なのは、やはり丹後ちりめんではないでしょうか。
ちりめんの生地の表面には凹凸が見受けられますが、こちらの凹凸のことをシボといいます。

ちりめん生地の種類は？

蚕から取れる絹糸を撚糸とし、織った布がちりめんとなります。
一越ちりめんは凹凸、つまりシボがそれほど目立つデザインではなく、絹糸を1本交互に織られて作られています。
訪問着や留袖など、おとなしめの着物に使われていることが多いですね。
ちりめんでよく見かける鬼ちりめんは、シボが大きく躍動感ある生地となるのが特徴です。
鬼ちりめんの糸は一越ちりめんのように1本で織られるのでなく、4から6本を交互に織られ製作されています。

ちりめんにも様々な種類がありますが、その中でも丹後のちりめんの着物は価値があり、高い価格で買取りされます。
高級なちりめんはやはり手ざわりが極上で、着心地も良いものとなっています。
他に伝統工芸品にも指定されている価値あるちりめんとしては、福井県の福井春江縮緬や滋賀の浜ちりめんや長浜ちりめんなどがあります。
そんな価値あるちりめんが使用されている着物は高い価格で買取りされることは、想像に難くないでしょう。